LPファイルやMPSファイルといったモデルファイルフォーマットは、変数名や制約名を含む、全ての内容がASCII文字で構成されていることを前提に処理されます。したがって、"ß"や"→"などのような(仮にシングルバイト文字であったとしても)ASCIIの範疇にない文字を含むファイルについて、Gurobiは正常な動作を保証しません。ある環境でそれがうまく動いたとしてもそれは実行環境依存の動作である可能性が高く、常に意図した通りに解釈されるわけではないため、推奨されません。
このことは各プログラミング言語におけるGurobi APIでも同様であり、文字列を受け付けるあらゆる属性値・パラメータに対しても、ASCII文字を使用することが推奨されます。特に、入出力のファイル名・ファイルパスにASCII外文字が含まれていないがご注意ください。典型的な例として、gurobipyを通してModel.write()(またはread())を使ってモデルファイル "Weiß.lp" を出力(または入力)しようとすると、次のようなエラーを引き起こす可能性があります。
gurobipy._exception.GurobiError: Unable to write to file 'Weiß.lp'gurobipy._exception.GurobiError: Unable to open file 'Weiß.lp' for input