Web License Service (WLS) ライセンスを使用すると、インターネットに接続された任意の Windows、Linux、または macOS デバイスで Gurobi を実行できます。これらは、コンテナ内、コンテナ外(Windows、Linux、または macOS を実行している物理または仮想マシン)、または両方の環境で動作するように構成できます。
WLS ライセンスを使用するには、アプリケーションに対して有効な資格情報を紐づける必要があります。これにより、アプリケーションが Gurobi 環境を開始すると、インターネット経由で Gurobi WLS サーバーと通信し、進行を許可するトークンを取得できます。設定は、以下に説明するいくつかの方法で行うことができます。
ライセンスファイルを使用する
WLS ライセンスを使用する最も簡単な方法は、 gurobi.lic ライセンスファイルに保存された API キーを使用することです。ライセンスの API キーを取得するには、 Web License Manager サイトにアクセスし、アカウントにログインし、API Keys タブをクリック -> CREATE API KEY をクリックして、そのライセンスの API キーを作成してダウンロードします。または、Licenses タブをクリックし、使用したいライセンスの Download をクリックします。これにより API キーが作成されます。
WLS Compute Server ライセンスを設定している場合は、必要に応じてライセンスファイルを Compute Server として機能するマシン、VM、またはコンテナに移動してください。
生成された gurobi.lic ファイルは、デフォルトの場所に保存することをお勧めします。デフォルトの場所以外にライセンスファイルを保存する必要がある場合の注意などについては Gurobiのライセンス(gurobi.lic)はどこへ配置するとよい? を参照してください。
この gurobi.lic ファイルには、次のような 3 行が含まれていることをご確認下さい:
WLSACCESSID=203dec48-e3f8-46ac-0184-92d7d6ded944 WLSSECRET=a080cce8-4e01-4e36-955e-61592c5630db LICENSEID=******
これらは、ライセンス ID、そのライセンスのアクセス ID、および対応する秘密鍵を提供します。これらの資格情報はプライベートであり、ライセンスを使用する権利のない人と共有すべきではありません。
Gurobi パラメータを使用する
プログラミング言語 API から Gurobi を呼び出すアプリケーションを作成している場合は、その API を通じて資格情報を提供できます。前述のように API キーを取得し、LICENSEID、WLSACCESSID、および WLSSECRET パラメータをそのキーに関連付けられた値に設定することで行います。
Python の場合、次のように記述できます:
import gurobipy as gp options = { "WLSACCESSID": "203dec48-e3f8-46ac-0184-92d7d6ded944", "WLSSECRET": "a080cce8-4e01-4e36-955e-61592c5630db", "LICENSEID": *****, } with gp.Env(params=options) as env, gp.Model(env=env) as model: # 問題を定式化する model.optimize()
なお、LicenseID は数値パラメータであり、2 つの WLS パラメータは文字列入力値を必要とします。