ユーザーポータルからネームドユーザータイプのGurobiキーファイルを取得するには、そのライセンスを紐づけたいマシンでgrbgetkeyコマンドを実行する必要があります。
実際のgrbgetkeyコマンド(例:grbgetkey 253e22f3-...)は、ユーザーポータル > ライセンスのページにあるライセンス一覧から、該当ライセンスのインストールアイコンをクリックして出現するポップアップウィンドウで確認できます。コマンドが欠けないよう全体をブラウザ上でコピーし、シェルウィンドウに貼り付ける方法でgrbgetkeyを実行することをお勧めします。
注意点:
- アカデミックネームドユーザーは一覧において、タイプが"Free Academic"、目的が"Trial"となっているはずです。
- もしWLSライセンスをお持ちの場合は、Web License Service (WLS) ライセンスを設定するにはを参照ください。
- このコマンドは、大学ネットワークからインターネットに接続した状態で実行する必要があります。ライセンスキーファイルを作成した後は、Gurobiの利用にインターネット接続の必要はありません。
grbgetkeyを実行すると、ライセンス発行に必要なマシン情報がGurobiウェブサイトへ送信され、ウェブサイトはその内容に応じてライセンスキーファイルを作成し返却します。処理が正常に進むと下記のようなプロンプトが表示され、ライセンスキーファイル(gurobi.lic)を保存するフォルダ名を尋ねられます。
info : grbgetkey version 12.0.2, build v12.0.2rc0
info : Platform is <platform> - <specifications>
info : Contacting Gurobi license server...
info : License file for license ID 146542 was successfully retrieved
info : License expires at the end of the day on 2025-11-15
info : Saving license file...
In which directory would you like to store the Gurobi license file?
[hit Enter to store it in /Users/<username>]:
info : License 146542 written to file /opt/gurobi/gurobi.lic
ライセンスキーファイルはどこにでも配置できますが、そのままEnterキーを押してデフォルトの場所にすることを強くお勧めします。デフォルト以外に配置するとエラーが発生しやすく、しばしばトラブルの原因となります。デフォルト以外にライセンスキーファイルを配置したい場合は、Gurobiのライセンス(gurobi.lic)はどこへ配置するとよい?を参照ください。
この手順でエラーメッセージが表示された場合、典型的には、アカデミックドメイン(大学ネットワーク)からのアクセスを確認できなかったことを意味しています。詳しくはgrbgetkey実行時の "ERROR 303" を解決するにはを参照ください。